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脂質の種類とは?良い脂質・悪い脂質の違いと選び方【完全ガイド】
この記事でわかること:脂質には「良い脂質」と「悪い脂質」があり、種類によって体への影響が大きく異なります。摂取すべき脂質と控えるべき脂質を見分けることで、健康的なダイエットを効率的に進められます。
脂質の基本:引き算で見る脂質の役割
ダイエットの基本は、入ってくるカロリーと出ていくカロリーの引き算です。脂質は三大栄養素のなかで最もカロリーが高く、1gあたり9kcalあります。
これは糖質やタンパク質(どちらも4kcal/g)の2倍以上。だから「脂質=太る」というイメージを持つ人も多いでしょう。
ただし、脂質にも種類があります。カロリー収支という引き算をプラスにするために必要なのは、脂質をゼロにすることではありません。種類を選ぶことです。
良い脂質は体内の代謝を整え、悪い脂質は炎症を引き起こし代謝を下げる。同じカロリーでも、体への影響はまったく違うのです。
脂質の種類:飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸
脂質は大きく「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分けられます。さらに不飽和脂肪酸は「一価不飽和脂肪酸」と「多価不飽和脂肪酸」に分類されます。
飽和脂肪酸
主に動物性の脂肪に多く含まれます。バター、ラード、牛脂、肉の脂身などが代表例です。常温で固まりやすい性質があります。
摂りすぎると血中のLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)を増やし、動脈硬化のリスクを高めるとされています。2026年時点で、厚生労働省は飽和脂肪酸の摂取量を総エネルギーの7%以下に抑えることを推奨しています。
一価不飽和脂肪酸(オメガ9)
オリーブオイル、アボカド、ナッツ類に多く含まれます。オレイン酸が代表的な成分です。
LDLコレステロールを下げながら、HDLコレステロール(善玉)は維持する働きがあります。比較的酸化しにくく、加熱調理にも向いています。
多価不飽和脂肪酸(オメガ3・オメガ6)
体内で合成できない「必須脂肪酸」を含むグループです。オメガ3系とオメガ6系に分かれます。
オメガ3系は青魚(EPA・DHA)、亜麻仁油、えごま油などに含まれます。抗炎症作用があり、血液をサラサラにする働きが知られています。
オメガ6系は大豆油、コーン油、サラダ油などに多く含まれます。適量なら問題ありませんが、現代の食生活では過剰摂取になりがちです。
良い脂質と悪い脂質の見分け方
良い脂質とは
良い脂質とは、体の炎症を抑え、代謝を整え、ホルモンバランスを保つ働きを持つ脂質です。具体的には以下のようなものです。
- オメガ3系脂肪酸:サバ、イワシ、サンマなどの青魚、亜麻仁油、えごま油
- 一価不飽和脂肪酸:オリーブオイル、アボカド、アーモンドなどのナッツ類
- 中鎖脂肪酸:ココナッツオイル、MCTオイル(体内で素早くエネルギーに変わる)
これらは積極的に摂りたい脂質です。ダイエット中でも一日の摂取カロリーの20〜30%程度は脂質から摂る必要があります。
悪い脂質とは
悪い脂質は、炎症を引き起こし、血管にダメージを与え、代謝を下げる可能性のある脂質です。
- トランス脂肪酸:マーガリン、ショートニング、市販の焼き菓子や揚げ物に含まれる人工的な脂質
- 過剰な飽和脂肪酸:加工肉、ファストフード、スナック菓子などに多い
- 酸化した脂質:古い油で揚げた食品、開封後長期間放置した油
特にトランス脂肪酸は、2026年時点で多くの国で使用規制が進んでいます。日本でも表示義務はありませんが、できるだけ避けるべき脂質です。
日常生活で良い脂質を選ぶ仕組み
私自身、意志力に頼るダイエットを何度も挫折してきました。発想を変えて「毎日風呂上がりに体重を記録する」「食べる順番を意識する」「カロリーを大まかに把握する」という3つの仕組みをつくったところ、1年間で約10kgの減量に成功しました。
脂質選びも同じです。「頑張って良い油を選ぼう」では続きません。仕組みで選ぶのです。
キッチンに置く油を変える
サラダ油を捨てて、オリーブオイルだけにする。選択肢を減らせば、迷いません。調理のたびに「どっちがいいかな」と考える余地をなくすことが重要です。
加熱用にはオリーブオイル、ドレッシングや仕上げ用には亜麻仁油かえごま油。これだけ決めておけば、判断する必要がなくなります。
外食では魚を選ぶルールをつくる
外食時は「迷ったら魚」というルールを一つ持つだけで、良い脂質の摂取機会が増えます。ランチの定食、居酒屋のメニュー、コンビニ弁当。どこでも使える単純なルールです。
これも意志ではなく、ルール化による仕組みです。考えずに選べる状態をつくることが続ける秘訣です。
間食をナッツに固定する
お菓子を食べたくなったら、無塩のミックスナッツを一掴み。これだけ決めておく。ナッツには良質な脂質とタンパク質、食物繊維が含まれ、満足感も高い。
小分けパックを常備しておけば、選ぶ手間もありません。感情で選ばず、環境で選ぶ仕組みです。
投資で学んだ脂質選びの共通点
私はダイエットと並行して投資も始めました。NISA口座を開設した直後、仮想通貨に手を出し、保有していたコインの価値が一時数分の一まで下落しました。テーマ型投資信託や個別株にも挑戦しましたが、いずれも全世界株式インデックス(オルカン)の成績には及びませんでした。
結局、シンプルなインデックス1本に集約するのが最善という結論に至りました。あれこれ手を出すより、基本に忠実に、淡々と続ける。
脂質選びも同じです。あれもこれもと特別な油を集めるのではなく、オリーブオイルと青魚というシンプルな選択を続ける。それだけで十分です。
投資で「感情で売買しない」ことが大切なように、脂質も「感情で選ばない」ことが大切です。データと仕組みに従って、淡々と続ける。これが凡人の戦い方です。
脂質摂取のバランス:オメガ3とオメガ6の比率
良い脂質のなかでも、オメガ3とオメガ6のバランスが重要です。理想的な比率は1:4程度とされていますが、現代の食生活では1:10以上になっているケースが多いといわれています。
オメガ6は大豆油、コーン油、マヨネーズ、ドレッシング、加工食品に多く含まれます。意識しなくても過剰摂取になりやすいのです。
一方オメガ3は意識的に摂らないと不足します。週に2〜3回は青魚を食べる、毎日小さじ1杯の亜麻仁油をサラダにかける。こうした小さな仕組みがバランスを整えます。
脂質を減らすのではなく、種類を変える
ダイエット中に「脂質を減らす」ことだけを考えると、肌が荒れたり、ホルモンバランスが崩れたり、満腹感が得られずリバウンドしたりします。
大切なのは、脂質の「量」ではなく「質」です。悪い脂質を減らし、良い脂質に置き換える。この発想が重要です。
例えば、揚げ物をやめて焼き魚にする。マーガリンをやめてオリーブオイルにする。スナック菓子をやめてナッツにする。引き算と足し算をセットで考えるのです。
カロリー収支の引き算をプラスにしたいなら、脂質の種類を変えるだけで代謝が上がり、結果的に「出ていくカロリー」が増える可能性もあります。
まとめ:脂質選びは仕組みで決める
脂質には良い脂質と悪い脂質があり、種類を見分けることが健康的なダイエットの鍵です。飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を避け、オメガ3や一価不飽和脂肪酸を意識的に摂る。
ただし、毎日「今日は良い脂質を摂ろう」と頑張るのは続きません。キッチンの油を変える、外食では魚を選ぶ、間食をナッツにする。こうした仕組みをつくることで、意識せず続けられる状態になります。
投資と同じく、ダイエットも感情ではなく仕組みで勝つ。あなたのキッチンには今、どんな油が置いてありますか?
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※本記事は2026年6月時点の情報です。税制・制度・各種条件は変更される場合があるため、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

